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ヨガの語源

ヨガ、ヨーガ、YOGA…いろいろな呼び方で親しまれているヨガですが、そもそも「ヨガ」とはどういう意味なのでしょうか? ヨガはサンスクリット語で、「結ぶ」「結合する」という意味を持ちます。自分の身体と心を結合させる、意識と無意識を結合させる、自分と宇宙との結合、聖なるものと俗なるものとの結合…など色々な解釈が出来ます。

感情は馬、知性は御者

ヨガの聖典にバガヴァッド・ギーターというものがあります。それによると、人間の感情や5感の感覚は暴走する暴れ馬のようなものなのだそうです。 暴れ馬は暴走します。人の心に、食欲・物欲・性欲などをはじめとする人間の自然な感情である欲や嫉妬などの強い感情、または猛烈な痛みや痒みなどが起こると、人の心はその感情や感覚に完全に支配されてしまいます。 暴れ馬を操るには御者が必要です。 この御者の事をギーターは「理知」、御者が手にする手綱の事を「意思」だと説いています。 御者は自らのテクニックを駆使して手綱を操り、暴れ馬を本来の道へ導いて行きます。暴れ馬と御者とが結びつくわけです。 理知と意思の力が伴わないと、暴れ馬を大人しく躾ける事は出来ません。どちらかが欠けてしまったら、暴れ馬の暴走は誰にも止められないでしょう。馬車は本来あるべき道を見失い、暴走して転倒してしまうかもしれません。 ヨガとはつまり、自分自身を「ひとつ」に結びつける手段である…と、言えるのかもしれません。



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