ヨガナビ > ヨガの基礎知識 > 尾てい骨に眠る女神クンダリニー

クンダリニーという女神

ヨガをする人は、アサナの修練と、プラーナヤーマの修練で、体内にプラーナを行き渡らせます。身体の中には、エネルギーセンターであるチャクラと呼ばれる場所が7箇所あり、取り入れたプラーナはチャクラに出たり入ったりして、エネルギーを活性化させていくのです。 そのチャクラの一つである第一チャクラは尾てい骨にあると言われています。そのもっとも体底にあるチャクラの基部には「眠っている蛇」がいるのだそうです。この「眠っている蛇」とは、実はクンダリニーと呼ばれる女神なのです。そしてその女神こそ、ヒンズー教の破壊と再生の神であるシヴァ神のシャクティ(力)だと言われています。

眠っている女神を目覚めさせる

ヨガを始めたばかりの頃は、この女神クンダリニーはまだ第一チャクラである尾てい骨で眠っている状態です。 ヨーガスートラにあるヨガの八支則、ヤマ、ニヤマを日常生活から実践し、アサナの練習を積み、正しいプラーナヤーマ…つまり呼吸法をする事で全身にプラーナを行き渡らせます。これが女神を目覚めさせるポイントになるようです。 毎日の訓練を積む事で、眠っていた女神は目を覚まし、尾てい骨から頭頂に向かって、ひとつずつチャクラを開きながら上に昇って行くのだそうです。

クンダリニーのもたらす衝撃

眠っていたクンダリニーが目覚めると、ヨガ行者の身体に衝撃が突き抜けると言われています。ですが、ひとつひとつのチャクラを開いて行くのは並大抵の事では出来ないとも言われる程難しく、それを可能にするには、ひたすら修練を積む必要があるのです。 毎日の訓練を積んで、クンダリニーを上昇させ、最終的には頭頂にある弟7チャクラにクンダリニーは昇りつめます。そのときこそがヨガの至福の時と言われているのです。



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